被切削材の描画について


 TRYCUT2000の被切削材のデータ構造は、Z方向の格子構造になってい ます。この格子データの描画モードには2種類あります。ひとつはこの格子データ のデータ精度に合わせて表示するモード。もうひとつは、 格子点数の多い巨大なデータでも極端にレスポンスが落ちないようにするため、 解像度に合わせて表示精度を粗くするモード(表示精度の最適化、表示粗さをタイトル バー右端に表示)。 これらのモードは、「N」キーで切り替えることができます。 特に初期設定ファイルでの 指定がなければ起動時は後者で表示されます。

 また、レンダリング方法は、通常のシェーディング表示(陰面処理)と メッシュ表示を用意しています。シェーディング表示の方法は フラット・シェーディングで行なわれていて、スムーズシェーディングなどのように、 ぼかし表示にはなっていません。 拡大するとデータ精度が確認できます。メッシュ表示はより高速に 描画できることと、陰面処理はされませんが、逆に影の部分の状況確認などには利用 できます。これらの表示モードは、「H」キーで切り替えが行なえます。 特に初期設定ファイルでの指定がなければ起動時は シェーディングで表示されます。また、双方ともに上記の2種類の描画方法が適用され ます。

[表示精度最適化についての補足]
 表示精度の最適化を行なう場合、特にCPU性能の違いにより初期設定ファイルの "OPTIMIZE DOTS"の値も操作していただくことを推奨 いたします。またデータサイズが小さい場合や将来的にCPU能力が十分になってく れば、特に表示精度を最適化する必要もなくなるかもしれません。


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