強制終了・停止・再開


[停止・再開]

 加工処理やパス表示中は、以下3種類の方法で一時停止させることが出来ます。 停止中は表示の回転拡大などの操作が可能で、処理を続行させる場合は、「G」キー又は左パネルの 「GO」を押します。またそこで処理を終了させてしまう場合は、 「ESC」キー又は左パネルの「ESC」を押します。※最適化処理中は、停止・再開はでき ません。

1.キー操作

 「Ctrl」キー押したタイミングで一時停止します。

2.マウスのボタン操作(ワーク位置指定)(新規)
 停止カーソル又はで指定します。停止カーソルは、TRYCUTの ウィンドウ内でマウスの右ボタンクリックにて選択できます。
 あらかじめ被切削材を停止カーソルで左ボタンクリックしておけば、その部分を加工した ブロックの直後に一時停止します。指定できる位置は一箇所のみです。停止カーソルには2種類あり、
は、クリック位置を加工したタイミングのみ停止します。
は、クリック位置と同じXY座標の位置を加工する度に停止します。
この2種類のカーソルは左ボタンクリック中に右ボタンクリックにより入れ替えることができます。解除するときは 被切削材以外の部分をクリックして下さい。

3.特定NCコードによる自動停止
あらかじめ「加工(R)」の「停止位置の指定(N)」で停止コードを選択しておくと、
「M00で停止(通常モード)(M)」:M00でのみ停止します。
「M01も停止(O)」:M00とM01で停止します。
「シングルブロック(S)」:1行ごとに停止します。ただし、NURBS 補間コード(G06.2/G132)のような、複数行で完結する指令は、その指令の先頭行で のみ停止します。
「指定位置で停止(D)」:コントローラー定義ファイルで指定する 文字列の存在する行で停止します。ただしNURBS補 間コード(G06.2/G132)のような、複数行で完結する指令は、その指令の先頭行で のみ停止判断を行います。
「ノンストップ(N)」:一時停止は行われません。コントローラー 定義ファイルでの指定が特になければ、初期値はこのモードとなります。このモードは停止チェッ クを無視するため、他のモードより若干高速です。

 上記5種類の指定は、左パネルの「M01」「シングル」「指定」 「ノンストップ」ボタンで指定できます。それぞれのボタンは他のものを押すと そのモードに切り替えられ、押されているものを再度押すと、何も押されていない 状態になります。何も押されていない状態は「M00で停止(通常モード)」 としみなします。これらの初期設定は、コントローラー 定義ファイルで行えます。


[強制終了]

 加工処理時や最適化処理時に強制的に終了させる場合は、 「ESC」キーを押すことにより停止させることができます。 停止した場合には、工具は加工開始前の位置に自動復帰します。 「I」キーにより強制終了位置と加工開始前の位置を交互に移動させることができます。 通常は「C」キーにて加工前形状に戻し、再度加工処理を試すことを想定しています。

 またパス表示時や、 比較的処理時間のかかる「オフセット処理」や「差分塗り」で法線方向指定を行っている場合も、 「ESC」キーを押すことにより強制終了させることができます。 この場合は、処理途中までの結果が得られます。 やり直しの場合は「C」キーなどで処理前の形状に戻して下さい。


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