起動プログラムの開発技法


 TRYCUT2000/3000/5000では、起動オプション(それぞれのヘルプ 2000, 3000, 5000)を公開しています。 この起動オプションを利用すれば、 他システムからTRYCUT2000/3000/5000の直接起動を簡単に行うことができます。 本ページでは、この方法をWindowsAPIの利用方法を通してご説明いたします。 WindowsAPIにアクセスできる言語処理系(C++など)であれば全てに共通して流用ができます。
 この方法を説明する前に、TRYCUT2000/3000/5000の自己起動機能(「X」キーで実行) の実現方法を紹介いたします。 実際の起動方法は、WindowsAPIのShellExecute関数を利用し、以下のように参照しています。(TRYCUT2000の例)

ShellExecute(
hwnd ,  <−親ウインドウのハンドル
NULL , <−実行操作の指定 この場合NULLでOK
"C:\\TRYCUT2000\\TRYCUT.EXE" , <−実行プログラム名:この場合TRYCUT2000
"/x2 /c MAKONO PCMOJI.NC" , <−オプション:TRYCUT.INIで定義された文字列
"C:\\TRYCUT2000" , <−作業ディレクトリ名:実行プログラムの存在するディレクトリ
SW_SHOW); <−起動後の表示モード 通常SW_SHOWでOK

 実際のプログラミングは、3〜5番目までの引数(下線部)を文字列変数にしています。 3番目と5番目は、 WindowsAPIのGetCommandLine関数を利用して自分自身の起動形式の文字列から抜き出して設定しています。 また、4番目の引数に関しては、 初期設定ファイル(TRYCUT.INI)の中の指定された文字列をそのまま設定しています。

 他システムから起動する場合も、TRYCUT2000/3000/5000(TRYCUT.EXE)の格納場所と、 作業ディレクトリは、あらかじめ認識させる仕組みは必要ですが、 基本的にはまったく同じ方式で起動させることができます。 特にオプション指定のところを状況によって変更すれば、 ほぼTRYCUT2000/3000/5000がシステムに組み込まれることになります。

 なお、CAD/CAMベンダー様などで、TRYCUT2000/3000/5000を起動する仕組みを提供される場合などは、 よろしければご一報下さい。関連ソフトを紹介するコーナーなどでも紹介させてきます。  なにかご質問などございましたらsupport@trycut.com までご連絡お願いします。

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